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Power Automate Desktop:「The cache contains multiple tokens satisfying the requirements.」エラー

Power Automate Desktop

Power Automate Desktopで「The cache contains multiple tokens satisfying the requirements.」のエラーが起こることがあります。

表示されるメッセージは以下。

メッセージ = The cache contains multiple tokens satisfying the requirements. Try to clear token cache
エラー = Microsoft.Identity.Client.MsalClientException
全文 = MSAL.Desktop.4.15.0.0.MsalClientException: 
	ErrorCode: multiple_matching_tokens_detected
Microsoft.Identity.Client.MsalClientException: The cache contains multiple tokens satisfying the requirements. Try to clear token cache
(略)

発生条件ははっきりしていませんが、長時間フローを実行したあとに停止したタイミングで発生しがち(フロー自体は回り続けてるように見える)で、フローに特定のアクションが含まれているかどうかなどについては切り分けできていません。

海外フォーラムなどでもPower Automate Desktopでのこのエラーについてのコメントが上がっていたりしますが、原因の特定になる情報はまだなさそうな感じです。

このエラー自体はマイクロソフトアカウントなどの認証サービスで使うトークンキャッシュのアクセスに対するエラーのようで、他のアプリケーションの例では以下の一時フォルダを削除するような解決策も案内されていますが、Power Automate Desktopでは症状が異なるため有効ではなさそうです。

%LOCALAPPDATA%.IdentityService

(上記はアクセストークンが邪魔して起動や実行ができなくなっってしまった場合などの対処です。Power Automate Desktopの場合はエラーが表示された場合でも再起動すれば元に戻ります)

このエラーはウィンドウを閉じた直後などに表示されることが多いのですが、その後フローの「実行」ボタンが無効のままロックされたり、リストからフローが開けなくなったりしてしまうような症状も確認されました。(再現できず、、、スクリーンショット取り忘れました。。)

現状このエラーが発生した場合、とりあえずPower Automate Desktopを再起動すれば元通りに使えるようになるようです。

再起動後も問題が残り続けるような致命的な状況は確認されていないため、もしこのエラーが発生した場合はPower Automate Desktopを再起動してみてください。

Power Automate Desktopはタスクトレイに常駐しているため、再起動するにはタスクバーの右にあるタスクトレイからPower Automate Desktopのアイコンを右クリックし、[終了] をクリックしてください。

その後、スタートメニューなどからPower Automate Desktopを起動すればOKです。

使用バージョン(Power Automate Desktop 2.5.39.2.5.39.21056)で確認されたもので、今後改善されるかとは思いますが念のため覚え書きとして残しておきます。

また詳細な情報がわかれば更新します。

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