ドコモ、au、ソフトバンク各社から発売された、ソニーモバイル社製「Xperia Z4」。
これまでと比べてどのあたりが変わったのか、旧機種である「Xperia Z3」と比較します。
比較表
「Xperia Z4」「Xperia Z3」ともにドコモ、au、ソフトバンク各社から発売されています。
各社の型番は docomo SO-03G、au SOV31、ソフトバンク 402SOとなっていますが、ハードウェアスペックはいずれも同一です。
品名 | Xperia Z4 | Xperia Z3 | |
型番
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docomo | SO-03G | SO-01G |
au | SOV31 | SOL26 | |
ソフトバンク | 402SO | 401SO | |
カラーラインナップ | ホワイト ブラック カッパー アクアグリーン |
ホワイト ブラック カッパー シルバーグリーン |
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OS | Android 5.0 Lollipop | Android 4.4 KitKat (5.0にアップデート可能) |
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液晶サイズ | 5.2インチ | 5.2インチ | |
画面解像度 | 1080 x 1920 ピクセル | 1080 x 1920 ピクセル | |
プロセッサー | Snapdragon 810 2.0GHz + 1.5GHz オクタコア(8コア) |
Snapdragon 801 2.5GHz クアッドコア(4コア) |
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内蔵メモリー | 3GB | 3GB | |
ストレージ容量 | 32GB / 64GB / 128GB | 32GB / 64GB / 128GB | |
外部メモリ | microSDXC (最大128GB) |
microSDXC (最大128GB) |
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メインカメラ | 2070万画素 CMOS 手ブレ補正あり |
2070万画素 CMOS 手ぶれ補正あり |
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インカメラ | 510万画素 CMOS 手ぶれ補正あり |
220万画素 CMOS 手ぶれ補正あり |
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その他
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NFC | ○ | ○ |
指紋認証 | × | × | |
ワイヤレス充電 | × | × | |
ワンセグ | ○ | ○ | |
フルセグ | ○ | ○ | |
防水性能 | IPX5/IPX8 | IPX5/IPX8 | |
防塵性能 | IP6X | IP6X | |
バッテリー容量 | 2930mAh | 3100mAh | |
バッテリー交換 | 不可能 | 不可能 | |
サイズ | 72 x 146 x 6.9mm | 72 x 146 x 7.3mm | |
重さ | 144g | 152g |
どこが違う?
スペック上の変化は「プロセッサ」、「インカメラ」、「バッテリー容量」、「サイズ」、「重さ」のみ。なんと、ほとんど変化がありません。
プロセッサについては最新の Snapdragon 810 搭載となっており、全体的なパフォーマンスが向上していると思われますが、バッテリー容量が少し減少しているため、全体的な稼働時間は Xperia Z3 よりも低下することが懸念されます。
ちなみに筆者は Snapdragon 800 搭載の Nexus 5 に Android 5.0 Lollipop をインストールして使用していますが、実用面では全く不便なく利用しています。
また、Xperia Z3 でも Android 5.0 Lollipop のアップデート配布が予定されているため、実用面でも Xperia Z3 のスペックで十分と想定されます。
また、インカメラの画素数が向上している点については、自撮りを行うユーザーにとっては評価ポイントになるかと思います。
大きさ、重さについて、Xperia Z4 の重さはシリーズ最軽量。外装は少し光沢が増した質感となっているため、この辺りは好みが分かれるところです。
決め手は?
Xperia Z4 は、Xperiaシリーズの完全新機種というよりは Xperia Z3 のマイナーアップデート版(小幅改善版)といった印象でした。
そのため、Xperia Z3 からの買い替えであれば決め手なし、というのが今回の結果です。
逆に、Xperia Z2 以前の旧機種や他機種を利用の方で乗り換えを検討している場合、今回の Xperia Z4 の登場により、Xperia Z3 がお手頃な価格で手に入るようになれば選択肢が広がります。
まだまだ実用面では性能十分な Xperia Z3 にこのタイミングで乗り換えて使い倒す、というのもひとつの手かと思います。