WordPressでファイルのアップロードやコンテンツのインポートを行おうとしたときに、Warning: POST Content-Length of * bytes exceeds the limit of 8388608 bytes in Unknown on line x
のような警告が表示され、データの取得が正しく行われない場合があります。
ローカルでのテスト環境としてXAMPPなどを初期設定のまま使用し、WordPressのインポートを行うような際にこのエラーに遭遇された方も多いのではないでしょうか。
このエラーは、ファイル転送の最大サイズが制限されているために起こるもので、いくつかの設定内容を変更することで対処できます。
ここではXAMPP環境での設定を例に「Warning: POST Content-Length of * bytes exceeds the limit of 8388608 bytes
」エラーメッセージの対処方法について解説します。
phpのファイル転送制限
phpでは、ファイル転送のサイズ制限がデフォルトで8メガバイトに設定されています。メッセージに含まれる8,388,608バイトとという数字は換算すると8メガバイトとなり、デフォルトではこの制限値以上のファイルサイズの転送を行うことができません。
phpの設定を変更するには以下の手順を行います。
upload_max_filesizeを変更する
phpの動作全般はphp.ini
で設定されています。c:\xampp\php\
ディレクトリなど、xamppインストール配下のphpディレクトリにあるphp.ini
を開き、以下の内容に変更します。
upload_max_filesize = 1000M;
post_max_size = 1000M;
upload_max_filesize
が、アップロード可能な最大ファイルサイズ。post_max_size
がフォームなどからPOSTメソッドを介して送信可能なデータの最大サイズの指定となっています。
いずれもすでにphp.iniに記述がある場合はその内容を差し替える形で記述してください。
php.iniを修正し、上書き補損した後、XAMPPのコントロールパネルなどからApacheとMySQLを再起動すれば設定が反映されます。
また、このupload_max_filesize
、post_max_size
などの設定は.htaccess
やファイルや.user.ini
ファイルを使ってサイトごとに指定することも可能です。php.iniを変更しても設定が反映されない場合はこれらのファイルにも同様の記述が無いかどうかを確認してください。
.htaccessでの書式は以下のようになっています。
php_value post_max_size 1000M
php_value upload_max_filesize 1000M
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