ソニー・インタラクティブエンタテインメントが発売するロボットトイ「toio(トイオ)」より、プログラミング言語「Scratch」に対応し、ビジュアルプログラミングを中心とした新サービス「toio Do」がリリースされました。
新サービス「toio Do」は、ゲームで遊んだり、サンプルで用意されたプログラムを使っているうちに、いつの間にかプログラミングが身につくサービスとして、STEAM教育(やプログラミング教育)の時代に適した新しいサービスとされています。
モバイルアプリに対応し、お手軽にロボットプログラミングにチャレンジ
これまでも「toio」ではブラウザ向けのサービスを利用しビジュアルプログラミングを行うことができましたが、「toio Do」では新たにアプリ版のプログラミング環境も提供。
お手持ちのタブレットなどでScratchによるロボットプログラミングにチャレンジすることができるとのことです。
2021年3月現在、対応アプリは「iPad」版のみとなっており、2021年4月に「Chromebook」版のリリースが予定されているとのことです。
toioは、タイヤとモーター、読み取りセンサーなどを備えた「toio コアキューブ」と呼ばれるユニットがあり、このユニットとアプリとBluetooth接続することで、アプリで組み立てたプログラムを通じてコアキューブをコントロールすることができます。
また、このtoioコアキューブの天面にはレゴブロックが接続できる凹凸(ポッチ)がついており、おうちにあるレゴブロックなどを使って見た目を飾ったり、遊びのプラスアルファとしてアイデアを加えることなどができるようになっていることが特長となっています。
「あそぶ」と「つくる」でいつの間にかプログラムの知識をつける
「toio Do」公式サイトでは、toioで利用できる多数のサンプルプログラムが公開されています。
これらは「あそぶ」と「つくる」の2つのテーマで分類されており、toioで実現できる遊びのアイデアの提案や、プログラムによって実現できる機能の理解など、STEAM(プログラミング)学習に即したコンテンツとなっており、これからプログラミングの学習をしたいお子さまや、いっしょに学ぶ親子にも親しみやすく取り組みやすいサンプルとなっています。
また、2021年4月にはtoioユーザーやエンジニア、デザイナー、クリエイターなどが情報交換できるコミュニティスペースも開設されるとのこと。
このコミュニティにはtoioの開発メンバーやtoioの遊びを生み出してきたクリエイターも参加される予定もあるとのことで、toioを利用するお子さまやご家族も安心して利用できるコミュニティとなりそうです。
「toio」は、ビジュアルプログラミング環境の「Scratch」のほか、JavaScriptやUnity向けにSDK/ライブラリが提供されており、これらの言語を使った開発を行うこともできるようになっています。
→ 【GitHub】toio/toio.js: Library for controlling toio™Core Cube
新サービス「toio Do」は以下よりご覧いただけます。
プログラミングコンテスト開催
今回の「toio Do」のサービス開始に伴い、プログラミングコンテスト『「toio」の「Do!コン」』が開催されています。
コンテストはtoioを使ったアイデアを募るものとなっていますが、このコンテストではtoioを現在お持ちでない方にも、無料で「toio」モニター機材の提供をうけて参加が可能とのこと。
第一次審査としてアイデア公募があり、このアイデアに応じて最大30名に対してモニター機材が提供されるとのことです。
2021年3月17日(水)から4月12日(月)までが第一次審査のアイデア公募期間となっています。
本コンテスト『toioの「Do!コン」』の詳細については以下をご覧ください。
コメント