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【2021年版】浄水器のランニングコスト比較:性能とコスパの良い浄水器はどれ?人気ランキング14機種比較

生活
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10年以上使用したアルカリイオン整水器が故障してしまったため、買い替えを検討しています。

前回に引き続き、今回は浄水器の人気売れ筋ランキング上位の機種をリストアップし、浄水器・整水器スペックやランニングコスト(維持費)などを比較していきたいと思います。

浄水器のスペック比較

浄水器・整水器の代表的なメーカーには三菱レイヨン、パナソニック、東レ、日本ガイシ、キッツマイクロフィルターなどがあります。今回は価格.comの浄水器・整水器 人気売れ筋ランキングをもとに代表的な機種をピックアップし比較しました。

メーカー 三菱レイヨン・クリンスイ パナソニック 三菱レイヨン・クリンスイ 東レ 東レ 東レ 東レ 三菱レイヨン・クリンスイ 三菱レイヨン・クリンスイ 三菱レイヨン・クリンスイ 日本ガイシ 東レ 日本ガイシ キッツ マイクロフィルター
製品名 クリンスイMONO MD101 TK-CJ11 クリンスイMONO MD201 トレビーノ カセッティ MK305T トレビーノ スーパースリム SX703T クリンスイ CP002 クリンスイ CSP801 クリンスイ CSP701 C1 CW-101 トレビーノ カセッティ MK307MX C1 SLIM CW-401 ピュリフリー PF
取り付け方法 蛇口直結 蛇口直結 蛇口直結 蛇口直結 蛇口直結 ポット型 蛇口直結 蛇口直結 据え置き 蛇口直結 据え置き 据え置き
付属カートリッジ MDC01S TK-CJ21C1 MDC01S MKC.TJ(600L) / MKC.T2J MKC.NTJ MKC.J STC.TJ / STC.T2J CPC5 HGC9S HGC9S CWA-01 MKC.MXJ(600L) / MKC.MX2J CWA-04 (本体一体型)
カートリッジ寿命(メーカー記載) 3 ヶ月 12ヵ月 3 ヶ月 2ヶ月 5ヶ月 5ヶ月 2ヶ月 3 ヶ月 3 ヶ月 3 ヶ月 12ヶ月 2ヶ月 18ヶ月 24ヶ月
総ろ過水量 900L 4000L 900L 600L 1500L 1500L 600L 200L 900L 900L 7500L 600L 4500L 8000L
10L/日あたりのカートリッジ寿命※ 3 ヶ月 13.3ヶ月 3 ヶ月 2ヶ月 5ヶ月 5ヶ月 2ヶ月 1ヶ月 3 ヶ月 3 ヶ月 24.3ヶ月 2ヶ月 15ヶ月 26.6ヶ月
除去対象
物質
(13種)
遊離残留塩素(カルキ)
濁り
総トリハロメタン ×
クロロホルム ×
ブロモジクロロメタン ×
ジブロモクロロメタン ×
ブロモホルム ×
溶解性鉛 × × ×
農薬(CAT) × ×
カビ臭(2-MIB) ×
テトラクロロエチレン × × × ×
トリクロロエチレン × × × ×
1,1,1-トリクロロエタン × × × × × × ×
除去対象
物質
(その他)
鉄(微粒子状) 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし
アルミニウム(中性) 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし
カビ臭(ジェオスミン) 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし
フェノール類 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし
ろ過流量/浄水部容量 1.6リットル/分 1.8リットル/分 1.6リットル/分 2.0リットル/分 記載なし 記載なし 2.0リットル/分 0.9リットル 1.6リットル/分 1.6リットル/分 3.5リットル/分 1.6リットル/分 2.5リットル/分 3.5リットル/分
切り替え構造(ダイヤル/レバー) ダイヤル レバー ダイヤル ダイヤル ダイヤル ダイヤル レバー 切替コック レバー
(つまみ)
切替コック 切替コック
その他 アルカリスタンドとセットでアルカリイオン水が生成可能 残量計
流量アラーム
浄水シャワー 残量計
流量アラーム
残量計
流量アラーム
液晶表示
細菌の除去率は99.999%
浄水シャワー 残量LEDでお知らせ
細菌の除去率は99.999%
カートリッジではなく本体ごと交換
本体内通水
(○:通水しない)
× × × × × × ×
本体価格
※2015年7月1日の実勢価格
¥3,100 ¥4,900 ¥3,600 ¥2,000 ¥2,100 ¥2,500 ¥9,000 ¥6,400 ¥50,000 ¥5,400 ¥36,000 ¥0
カートリッジ価格
※2015年7月1日の実勢価格
¥2,300 ¥4,700 ¥2,300 ¥1,267 ¥2,700 ¥1,600 ¥1,267 ¥1,000 ¥1,750 ¥1,750 ¥16,200 ¥2,100 ¥12,340 ¥8,600
2年間ランニングコスト ¥19,200 ¥9,600 ¥19,700 ¥15,933 ¥13,880 ¥9,040 ¥16,033 ¥25,500 ¥21,250 ¥18,650 ¥50,000 ¥28,500 ¥48,340 ¥8,600
1リットルあたり浄水コスト ¥2.56 ¥1.18 ¥2.56 ¥2.11 ¥1.80 ¥1.07 ¥2.11 ¥5.00 ¥1.94 ¥1.94 ¥2.16 ¥3.50 ¥2.74 ¥1.06

浄水器のコスト・費用比較

浄水器のランニングコストについて

浄水器は使っている間に内部に汚れがたまり、ろ過性能が落ちてしまいます。ろ過性能が落ちてしまった場合は浄水器の本体内にあるフィルタカートリッジを交換することで元のろ過性能に近い形で使い続けることが可能です。

このフィルタカートリッジの寿命は機種ごとに異なり、それぞれの寿命に合わせて定期的な交換が必要になります。この浄水器のフィルターの寿命は使用している期間よりも、その浄水器のフィルターでどれだけの量の水を浄水したか(通水量)によって影響されるのですが、日ごろどれくらい浄水器で水を使用するかは各ご家庭によってまちまちな上、なかなか量を把握することも難しいので、通常は各メーカーよりそれぞれの基準でカートリッジ寿命の目安が公表されています。

そのため、浄水器のランニングコスト(長期間使用した場合のトータル費用)は、本体の購入価格だけでなく、定期的に交換が発生するフィルタカートリッジの価格に大きく影響されます。

フィルタカートリッジの寿命はカタログなどで各社から公開されていますが、各社の算出基準が異なるため、今回は「1日の水の使用量を10リットル」として換算したものをこちらで独自に算出したカートリッジ寿命を浄水器の比較表に記載しています。

またさらに、このカートリッジ寿命の換算値を基準に、購入から2年間使用した場合の維持費となる全体費用(2年間ランニングコスト)と、その際に1リットルの水道水を浄水するためにかかるコスト(1リットルあたり浄水コスト)も独自に算出して比較表に記載しました。

浄水器各機種のコスト比較のポイント

浄水器の各機種を比較していくにあたって、特に気になるのはコスト面かと思いますが、浄水器のコスト比較にはいくつかのポイントがあります。

浄水器のコスト比較の際にチェックしておきたいポイントについてまとめてみました。

浄水器のコスト比較ポイント1:本体価格だけで比較できない

据置型と蛇口直結型を比較すると、本体価格もフィルタカートリッジ価格も圧倒的に単価が安いのは蛇口直結型となっています。

ただし、蛇口直結型浄水器は使用するカートリッジが小型のためフィルタ寿命も短く、頻繁にフィルタカートリッジの交換が必要になるため、一見して価格が安いように思えますが、一概にランニングコストが安いわけではありません

仮に浄水器やカートリッジの値段が同じもの同士のものでも、カートリッジ寿命が2倍以上の性能を持つものであれば、長期間の使用で維持費がおトクになるのは、よりカートリッジ寿命が長いものとなります。

比較表ではこれらのトータルコスト(維持費/年間費用)を「2年間ランニングコスト」として算出しています。これをみると2年間ランニングコストが一番高い浄水器は蛇口直結型の「東レ トレビーノ カセッティ MK307MX」の¥28,500となり、2年間ランニングコストが一番安い浄水器は据え置き型の「キッツマイクロフィルター ピュリフリー PF」の¥8,600となりました。

今回リストアップしたものだけで実に3倍以上の価格差があるものなので、コストの違いは本体価格だけでなく、カートリッジの価格やフィルター寿命にも影響があることに注意が必要です。

浄水器のコスト比較ポイント2:カートリッジのラインナップの影響が大きい

ポイント1ではランニングコスト(維持費)の価格差が大きいと書きましたが、このランニングコストは同じ浄水器でも大きく異なってしまう場合があります。その理由はカートリッジ自体に複数の選択肢があるということ。

例えば「トレビーノ カセッティ MK305T」には「MKC.T2J」「MKC.NTJ」「MKC.J」の3種類のフィルタカートリッジがラインナップされていますが、どのカートリッジを使用するかによって2年間ランニングコストが「¥15,933(MKC.T2J)」「¥13,880(MKC.NTJ)」「¥9,040(MKC.J)」と大きく差があります。

ただし、これにはカートリッジ寿命だけでなく浄水性能(除去対象物質)にも差があるために価格が大きく異なっています。一番低コストになっているMKC.Jカートリッジでは除去対象物質13種中2種のカルキ、濁りのみを取り除くものとなっていますので、これらの差異についても必要なものを選んで考慮する必要があります。

浄水器各機種の比較

これらの比較表や費用などの内容を踏まえて、さらに機種ごとの比較を見ていきます。

蛇口直結型浄水器

蛇口直結型ではパナソニック TK-CJ11 はその中でもカートリッジ寿命と本体価格のバランスがよく、2年間で1万円を切る価格で利用できるコストパフォーマンスの高いモデルとなっています。

また、ちょっと特殊な使い方として、東レ トレビーノ カセッティ MK305T では浄水性能の違う3種類のフィルタカートリッジがラインナップされているため、フィルタカートリッジ交換の際に MKC.J などの安価なカートリッジを選択することで全体費用を抑えることが可能になっています。ただし当然この場合は除去可能な物質が異なるため、そのカートリッジでの浄水性能が必要十分かどうかを確認して選択する必要があります。

MKC.J では遊離残留塩素(カルキ)と濁りのみの2項目の除去が可能となっています。

また、蛇口直結型については、その本体の価格の安さを利用して本体ごと買い換えてしまうという方法もあります。汚れた本体を使い続けるよりも少しの追加コストで衛生的に使用することができます。蛇口直結型の浄水器はホームセンターなどで大きく値下げして販売されることも多いため、タイミングをみて買い換えていくのも一つの手です。

価格面では東レ トレビーノ カセッティ MK305T と、フィルタカートリッジ MKC.J での組み合わせが最安の選択で、2年間ランニングコスト9,040円、1リットルあたり浄水コスト1.07円の浄水コストとなっています。

据え置き型浄水器

据置型は蛇口直結型のような手軽さはありませんが、水量を気にせずに使えてカートリッジ寿命が長いことが大きなメリットです。

また、浄水器本体も蛇口直結型より頑丈に作られているものが多いため、浄水器本体の寿命も長いと思われます。今回は本体の購入価格も含めた2年間のランニングコストを比較しましたが、3年以上の期間で本体の買い替えなども含めたコストを考えていくと、蛇口直結型と据置型の価格差はより縮まっていくのではないかと思います。

据置型浄水器で特筆すべきはキッツマイクロフィルター ピュリフリーです。

この製品は徹底してシンプルなつくり。おしゃれな外装はなく、プラスチック製のフィルターそのままをかたどった外観となっています。

キッツマイクロフィルター ピュリフリーは、他の据置型浄水器のようなカートリッジを交換するような構造にはなっておらず、その外観の通りフィルターがそのまま本体となっているため、寿命が来たら本体ごと買い換える必要があります。

そのかわり、価格が交換カートリッジの費用並で、他社は交換カートリッジのみで1万円前後するところを、キッツマイクロフィルター ピュリフリーでは2年間ランニングコストで8,600円、1リットルあたり浄水コスト1.06円という低ランニングコスト、浄水コストになっています。

機能面についても、キッツマイクロフィルター ピュリフリーは13種の対象物質除去のほか、鉄(微粒子状)、アルミニウム(中性)も除去対象とされており、またろ過流量も3.5リットル/分となっており水量を気にせず使用できます

ただし2年間の利用になるので、定期的な清掃は必要です。その点もキッツマイクロフィルター ピュリフリーは考慮されており、吐水口を簡単に外して洗えるようにしていたり。医療用にも使われる透明ホースを使用するなど、汚れを隠さない構造となっています。

結論

見た目にはこだわらず機能重視であれば、コストパフォーマンス最高のキッツマイクロフィルター ピュリフリーが最高の選択肢と言えます。

また、フィルタをダウングレードして使うことができればカートリッジから直接吐水し黒カビなどの汚れを気にせずにすむ、トレビーノ カセッティ MK305T+フィルタカートリッジMKC.Jを組み合わせて利用するのも選択肢のひとつかと思います。

据置型は置き場所もポイントになるので、スペックの比較と合わせてキッチンの配置やメンテナンスの頻度などを踏まえ、生活スタイルに合った浄水器を選択されてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
クラベル(Cravel)

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