10年以上使用したパナソニック製のアルカリイオン整水器が故障してしまったため、買い替えを検討しています。
第4回目は「浄水器」導入のポイントについて確認していきます。
浄水はカビや細菌が繁殖する
浄水器、アルカリイオン整水器いずれもフィルタによる浄化をおこなっています。
そもそも、水に塩素を添加しているのは、細菌などの繁殖を抑えるため。浄水はその塩素を取り除いてしまうため、水道水よりも細菌が繁殖しやすくなります。それはつまり、浄水が溜まっているフィルタの中や浄水が通過する経路は細菌やカビが繁殖しやすい場所、ということになります。
フィルタがカビないようにどうしているのか
フィルタ内で細菌やカビの繁殖を抑えるために、水を浄化する活性炭に抗菌剤として銀イオンをコーティングしているものがあります。
銀イオンのコーティングを行ったものは「銀イオンコーティング」と記載されていることは少なく、「抗菌活性炭」などと記載されている場合が多いです。
の銀にアレルギー反応を示す体質の方もいるため、一概に水道水よりも浄水のほうが体への負担が少ない、というわけでもない点に注意が必要です。
本体構造を工夫しているものもある
蛇口直結型の浄水器には、大きく2つの本体構造があります。
ひとつはフィルタカートリッジに水を通したあと、再度本体内に水が通って吐き出されるもの。もう一つはフィルタカートリッジと吐水口が一体になっており、カートリッジに水を通したらそのままカートリッジから水が吐き出されるものがあります。
本体内に通水してから吐水するタイプ
東レ トレビーノ スーパータッチ902V SX902V
カートリッジから直接吐水するタイプ
東レ トレビーノカセッティ305T MK305T
本体内に通水してから吐水するタイプでは、水の出口が汚れやすくなってしまうため、カートリッジの交換とは別に定期的に本体の清掃が必要になりますが、カートリッジから直接と水するタイプは、カートリッジ交換時に吐水口も新品になるため、清掃の頻度も少なく衛生的です。
衛生面やメンテナンス性を考慮すれば、蛇口直結型の浄水器はカートリッジから直接吐水するタイプのものがおすすめとなります。
カビや雑菌の繁殖を抑えるために
ポイントは定期的に浄水器に水を通すことです。
朝一番に使用する際などには数秒間、水を出しっぱなしにしてフィルタに溜まった水を入れ替えることでカビや雑菌の繁殖を抑えます、
また、銀イオンの細かい粒子がたまってしまった場合もしばらく通水することで放出されるため、安全に使用できるといわれています。