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民間車検場での車検費用の比較レビュー 〜ブレーキ清掃しないと車検が通らない?

生活
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自宅の車の車検期日が近づいて来たため、車検の見積もりに行ってきました。

新車で購入して5年、2度目の車検になります。

前回は車検費用を抑えるためにユーザー車検を実施して、点検整備を整備工場で行ってもらう形を取りましたが、今回は平日車検に行ける日程が取れなかったため、ユーザー車検を諦めて車検サービスの利用を検討することにしました。

候補は?

候補は2社。

ひとつは全国チェーンのカー用品ショップ。もうひとつもチェーン展開している整備工場。

ディーラーからは車検の数ヶ月前にダイレクトメールが送られてきており、費用感がわかっていたのですが、ちょっと割高感があったのでパス。また、地元の整備工場なども検討を考えましたが、予約の電話などがちょっと煩わしかったのでこちらもパス、結局Webサイトの申し込みフォームから簡単に見積もりの申し込みができるという理由で、上記の2社を候補にしました。

見積もりの方法

そもそも車検の見積もりがどのように行われるかですが、これにはいくつかパターンがあるようです。

一番楽なのはWebサイトのフォームなどからの見積もり。こちらの場合は実際の車の状況はわからないので、部品交換や追加整備のない場合の最低限の料金のみが見積もりされます。

この段階で車検の基本料金の違いなどを把握することができますが、実際は実施される追加整備により価格差が大きくなるケースがあるため、この内容だけでは判断が難しいと思われます。

そのため、部品交換や追加整備を含めた詳細の見積もりを取るために、実際に店舗に赴いて見積もりをしてもらう「実車見積もり」という手段があります。

実車見積もりはディーラーや大手のカー用品ショップ、車検サービスであれば無償で行ってもらえることも多いようですが、見積もりにあたっては実際に詳細な点検作業を実施するため、一定の費用がかかるようなルールを設けているところもあるようです。

これは、もし見積もりの結果、整備の必要がないとわかった場合にユーザー車検で車検を通し、その後に他店などに持ち込んで安く法定点検のみを行う、という逃げ道?を回避するための防衛策だと思われます。見積もりのための点検も有料の点検サービスと同じような精度、品質で確認してもらえるのであればやむを得ないルールかと思います。

実際の見積もり内容

 

A社 金額 金額(小計)
諸費用
 自賠責保険 ¥27,840
 重量税 ¥24,600
 印紙代 ¥1,100 ¥53,540
車検整備
 車検基本工賃(法定項目点検料)DM半額割引 ¥8,490
 車検ライン検査料 ¥3,240
 車検代行手数料 ¥3,240 ¥14,970
作業工賃
 オイル交換工賃(オイル会員無料) ¥0
 ブレーキフルード交換 ¥5,400
 エアコンフィルター交換(PC-408C) ¥4,752 ¥10,152
部品代
 FW エンジンオイル 0W-20 3-5L ¥4,403
 発煙筒(小) ¥583 ¥4,986
合計 ¥83,648
B社 金額 金額(小計)
諸費用
 自賠責保険 ¥27,840
 重量税 ¥24,600
 印紙代 ¥1,100 ¥53,540
法令定期点検 ¥10,000
 ハンドル・足廻り・排気・エンジン
 動力伝達・電気・各装置の点検
検査機器による測定及び総合検査 ¥10,000
 ヘッドライト点検・スピードメーター点検
 排気ガス(CO・HC)点検、ブレーキ、サイドスリップ点検
 各保安機器(警音器・騒音防止装置)点検
事務手数料 ¥5,000
 早期予約割引(1か月前) -¥1,000
 会員割引 -¥2,000
 リピート割引 -¥1,000
 ネット予約割引 -¥1,000 ¥20,000
追加整備項目
 フロントブレーキ・リヤブレーキ清掃・制動部給油 ¥3,240
 発煙筒取り替え ¥1,080 ¥4,320
合計 ¥77,860

 

見積もり項目の違い

車検の見積もりに記載される費用は大きく以下の4つに分類されます。

1. 法定費用

2. 車検基本料

3. 追加整備費用(作業量、技術料)

4. 部品代

1. の法定費用は、自陪責保険料・重量税・印紙代のことで、どこで受けても必ず必要な費用です。金額は共通で、諸費用などと表記されることもあります。

2. の車検基本料は、依頼された業者で車検を実施するためにかかる費用で、24ヶ月点検整備・検査代・代行手数料などが含まれています。この金額は業者により異なります。

3.と4.は、点検の結果、別途追加の整備が必要になったり、タイヤやオイルなどの消耗品の交換が必要になった場合に追加される料金です。

今回の見積もりを比較すると、1. の法定費用については当然A社もB社も同じです。

2. は各社とも割引キャンペーンなどを設けており、A社ではダイレクトメールの持参により基本工賃半額、B社でも予約割引などが適用されましたが、A社のほうが5,000円ほど安い金額になっていました。

そして3.と4.の項目ですが、A社は車検に必要な整備項目以外にもおすすめの整備項目という名目でエンジンオイル、ブレーキフルード、エアコンフィルター3点の交換が見積もりに追加されていました。一方、B社はブレーキ清掃と期限切れの発煙筒の取り換えのみが見積もりされており、全体の合計はB社のほうが5,000円ほど安くなる金額となりました。

もちろんこれは追加整備の実施内容が違うため、対等な比較にはなりません。

決め手は?

結果から先にお話しすると、B社へ見積もりに行った当日、その流れで車検をしてもらいました。

その理由は、キャンセル料です。

B社の見積もりは、「事前点検」という形で詳細な点検をしてもらった後に、整備内容の相談をしながら最終的な見積もりが提示されるというものですが、この点検を実施した後にキャンセルする場合は、5,000円(税別)のキャンセル費用が掛かるということでした。

この時はまだA社との金額差がわからなかったため決め手がなかったのですが、以前にB社には法定点検をお願いしたこともあり、その時には特に不満もなかったため、ちょっと消極的ながらも事前点検をお願いすることにしました。

結果的には金額面では少し高めの車検基本料でしたが、キャンセル料を考えてそのままお願いすることにしました。

ただ、「フロントブレーキ・リヤブレーキ清掃・制動部給油」という項目について、業者からはこれを行わないと車検が通らない(事前点検でNGと評価された)と説明されたのですが、A社では指摘されていないうえ、改めて調べてみると車検での必要性を記した情報などもなかったため、本当にこの作業が必要であったのか疑問です。

結果的には当日中に車検を終えていただいたので、手間をかけずに早々に車検を完了できたことには満足していますが、あいまいな整備内容の説明など、こちらから十分に聞き出すこともできなかったため、反省点のある結果となりました。

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この記事を書いた人
クラベル(Cravel)

Webサイト構築、Wordpressのカスタマイズやphpプログラミングなどやってます。BPM(ビジネスプロセス管理)、BPR(業務改革)コンサルなどにも従事。世の中すべてピタゴラ装置をモットーに自動化します。ブログは省エネ運営中。Cocoonカスタマイズやゲーム、ガジェットの話題など。

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