2021年1月6日、WordPressで構築されたウェブサイトの世界シェアが39.6%にのぼることがレポートされています。
これは、オーストリアのコンサルティング企業Q-Successの運営するW3Techsにて掲載された2021年1月6日付の調査結果によるもの。
レポートによると、コンテンツマネジメントシステム(CMS)の使用統計としてWordPressは全ウェブサイトの39.6%で使用されており、これはコンテンツマネジメントシステムの市場シェアのうち64.1%を占めているとのこと。
また、WordPressに続くCMSのシェアトップ1のについては以下の通り。
CMSの世界シェアトップ10(2020年1月8日)
- WordPress:全ウェブサイトシェア39.6% / CMSシェア64.1%
- Shopify:全ウェブサイトシェア3.2% / CMSシェア5.2%
- Joomla:全ウェブサイトシェア2.2% / CMSシェア3.5%
- Drupal:全ウェブサイトシェア1.5% / CMSシェア2.5%
- Wix:全ウェブサイトシェア1.5% / CMSシェア2.4%
- Squarespace:全ウェブサイトシェア1.5% / CMSシェア2.4%
- Bitrix:全ウェブサイトシェア1.0% / CMSシェア1.7%
- Blogger:全ウェブサイトシェア1.0% / CMSシェア1.6%
- Magento:全ウェブサイトシェア0.7% / CMSシェア1.2%
- OpenCart:全ウェブサイトシェア0.6% / CMSシェア1.0%
引用:w3techs.com
CMSシェア2位となっているShopifyはeコマース向けのプラットフォームのためWordPressとは直接競合しないようにも見えますが、WordPressにはWooCommerceなどWordPressサイトそのものをECサイト(ネットショップ)化する強力なプラグインが存在しており、現在も積極的に機能追加が続けられています。
このWooCommerceプラグインはWordPressサイトの18.7%で使用されているとされており、ウェブサイト全体を母数に換算するとWooCommerceプラグインの利用サイトは7%を超えるシェアとなっており、Shopifyほかeコマースプラットフォームに対しても強力な競合サービスとなっています。
また、CMSシェア3位、4位のJoomla、DrupalはいずれもWordPressと同様の汎用的なコンテンツマネジメントシステムですが、WordPressの持つ高い拡張性やプラグイン、テーマなどの充実したエコシステムによりなかなか選択のメリットが得られにくい状況も続いているのではないかと想定されます。
その他w3techs.comサイトではCMSシェアのほかプログラミング言語(サーバーサイド/クライアントサイド)やWebサーバーなど各種サービスやプラットフォームのランキングなどが紹介されています。
Source:w3techs.com
コメント