Windows 10、XAMPP(Apache、MySQL)環境を前提としたWordPressのテストサイト構築作業の補足解説です。
XAMPPの初期設定手順については以下のページ構成で解説しています。
XAMPPを使った複数のWordPressサイトのテスト環境構築
こちらでは、XAMPPの環境構築で起こりがちな「403 Forbidden」エラーの対処方法についてご紹介しています。
XAMPP配下以外のディレクトリをドキュメントルートに指定する
Apacheのhttpd.conf
などの設定ファイルでは、構築したサーバーのドキュメントルート(サーバーにアクセスしたときに表示するHTMLファイルなどの置き場所)を指定することができます。
デフォルトの設定ではこのドキュメントルートはXAMPPがインストールされたディレクトリ内のhtdocs
というディレクトリが指定されています。
このディレクトリを変更したい場合、httpd.conf
を編集することで変更が可能です。
httpd.confでのDocumentRoot指定
httpd.conf
にある以下の記述を変更します。
DocumentRoot "C:/xampp/htdocs"
指定変更の例
DocumentRoot "D:/projects/project-a/test/public_html"
また、この変更を行った際、実際にページにアクセスしてみると「403 Forbidden」のエラーメッセージでアクセスができない場合があります。
その場合は、同じくhttpd.conf
に以下の記述を追記してください。
<Directory "D:/projects/project-a/test/public_html">
Require all granted
</Directory>
ポートを分けて複数サーバーを設定するような場合は、それぞれのVirtualHostディレクティブの内側に記述すればOKです。
Listen 51000
<VirtualHost *:51000>
DocumentRoot "D:/projects/project-a/test/public_html"
<Directory "D:/projects/project-a/test/public_html">
Require all granted
</Directory>
</VirtualHost>